やさしいおんがく

音楽とかあれこれ

アルバムの感想 その2

EPCOTIAアルバムの感想、続きです。

ソロです。

 

20.プラトニック

通して聞いていると、前曲HAPPY ENDINGからいつの間にかソロになっていた、という感じです。

おそらく手越さんは、今回のアルバムで自分なりの課題として歌声の響きの強化を掲げていたのではないかと思います。特に低音。サビの部分、高音はハモパートにし、低音を主旋律にもってきたことに表れています。きっと、きっかけはnewsicalの多重録音で、いろんな音階のパートを録音して自分の苦手な音域を意識させられたのだと思います。アルバム全体を通して、低音の響きを膨らませることを意識していたのではと思います。

これ、CDは多重録音ですが、ライブではどうするんですかね?被せになるんでしょうか?

 

21.銀座ラプソディ

竹内まりやさんの純愛ラプソディが好きな小山さんが銀座ラプソディを歌います。ちなみに私は竹内まりやさんは松浦亜弥経由で聴くようになりました。

そして思ったのですが、小山さんが歌謡曲に強いのは、母親の影響で歌謡曲を聴いていたからでしょうか?

そして、溜めて歌うのが得意なので、歌謡曲にマッチするのだと思います。

歌声の語尾が聴きやすくなり、2年前のソロ曲より格段に上手くなっていると感じました。それはソロ曲以外についても言えます。情感たっぷりに、でもしつこくなくいやらしくなく、そんな歌声の良さが光っていました。

 

22.氷温

本当はね、もう少し聴き込んでから書きたいけれどね、シゲだけ飛ばしたらおかしいので書きます。

もうね、音がいいです、洒落てます。

そして、声がいいです。それに尽きます。何かね、これはね、歌うんじゃなくて、ずっと聴いていたいタイプの曲です。

エスコートとかに系統は似ていますが、その時と違うのはシゲの声です。もともと歌声が独特な波長の描き方で、短いフレーズの中で上昇下降の波があったのですが、それがまっすぐに歌うことも波を作ることも曲に合わせて自分でコントロールできるようになり、安定感が増しています。

そして、この曲、NEWSの各メンバーが歌っているのも聴いてみたいと思いました。メンバーそれぞれ、異なる温度感、世界観を魅せてくれそうな曲です。

まぁ、また本番でやったら加藤さんさすがに怒るだろうから、リハとかで皆さん乱入して、それを映像にちょこっと入れてほしい(笑)

 

23.Thunder

最初はいつもの増田さんっぽい感じかと思いましたが、聴き込むとそうでもないと気づきました。わかりやすい違いは、ラップがいつものメロディアスな感じじゃなくて、男臭い感じでヒップホップよりなことです。それはアルバムの他の曲のラップにも言えます。そういうのは今までシゲが担当していたイメージです。1曲の中でいろんな表情の声を聴けます。あと、かなり感情をぶつけながら歌っている印象です。これまで増田さんはあくまで演じることに徹している印象でしたが、最近は歌に自分の想いをのせるようになってきています。ネバーランドのツアーを通してひとつ殻が剥け、その後歌番組でU R not aloneを歌う姿を見ても思いましたが、このソロ曲がこの1年間の歌に対する姿勢の変化を表しているかと思います。歌うのに凄いエネルギーを使いそうなので、ライブでは案外ダンスメインじゃなくて、昨年みたいに歌で勝負するのかな、と予想しました。

 

 

今回のソロ曲見事にジャンルばらけましたね。

でもね、このジャンルのばらけ方だと、シゲのソロまた前半戦にやりそうな気がするのは私だけでしょうか?