やさしいおんがく

音楽とかあれこれ

アルバムの感想 その3

NEWSのEPCOTIA

全体的な感想といいますか、いろいろ思ったこと、感じたことをざっと書きます。脱線しまくりで読みにくいかもです(笑)

 

コンセプトに基づいて、という点に関しては、前回よりも今回の方が、インターも含め、より宇宙旅行という世界観に即したものになっています。

音楽的な裏テーマとしてダンスミュージック、中南米の音楽の融合があったのでは、と感じました。

そしてつんくさんの楽曲と似ているなと感じることが多かったです。

先にモーニング娘。の15Thank you,tooのアルバムやjuice=juiceの曲を聴いている私からすると、NEWSがこの路線できたか、という感じでした。

TWINKlE STAR、モーニングが歌っていてもおかしくない、と書きましたが、その他にも恋する惑星、IT'S YOU、EROTICAとかも歌ってそうだなと感じます。(このパート、〇〇が歌ってそうだな、とか想像できますから)

 

音楽的な方向性としては、えーと、一度少プレでSUMMER TIME・柔らかなままで・ONE for the winを原曲とは違うアレンジでやったことがあって、この時にNEWSと中南米の音楽の相性を見たのかな?と思いました。

ダンスミュージックとの相性に関しては、ネバーランドのBrightstとSirent Loveで試したのかな?と。

(ラップに関しては、ラジオフィッシュとのコラボも実は良い刺激だったんじゃないかと。そして、結構反響があったことも。)

この2つの掛け合わせをやってみるということが今回のアルバムの一番の目的だと思います。

そして、歌を引っ張る手越祐也が最前線に立っていたNEWSから、歌はもちろん、ダンスも強化していこうという流れが今回より強くなったと思われます。それはもちろん、シゲ、まっすー、そしてここにきてけーちゃんが歌のレベルを上げてきているからできることです。NEWSの製作陣もメンバーのことをよく理解し、今のレベルより少し上ぐらいの課題をメンバーに課しながら、各人・グループの長所を最大限活かせる楽曲を提供しているなと思います。

 

今回、電子音打ち込みの音が多いため、一見音が多いように見えますが、実は音階を伴った音は少ないのです。音階の展開や抑揚が少なく、リズムで展開していくタイプの曲です。前半戦の楽曲は手越さんが一番苦労したのではと思います。おそらく苦手なタイプのリズム。でも今回のツアーはかなり踊ることになると思うので、それによって弱点を潰せるんじゃないかと。今回、手越さんの存在感が薄いのは、他の3人のレベルが上がって相対的にそう感じるのではなく、楽曲に苦戦しているのだと思われます。

ちょっと辛口なことを書きましたが、彼ならもっと魅力的的な歌を届けることができると信じているからです。もう一段上にいくには、長所を伸ばすだけでなく、やはりある程度課題もクリアしないといけないのです。負けず嫌いの手越さんなら、音源レック時よりも成長した姿を見せてくれると思います。

逆に小山さんの存在感がぐっと増しています。もともと昨年のBrightstでも楽曲と声がマッチするなと感じていました。滑舌の良さ、リズムの引き出しがあることが要因かと思います。

また、newsicalを通して、聞き取りやすい、聞きやすい歌声に変化しました。もともと聞き取りやすいアナウンスができる訳ですから、素質はあったのですが。このことにより、可愛い曲はよりアタック強く歯切れよく、EROTICAのような曲ではもともとの切ない歌声がより聞き取りやすく、更に色気がプラスされ、魅力的な歌声になっています。

加藤さんは前回は手越さんと共に前線に立っていましたが、今回は裏方に回っている印象です。それは何でも任せられるようになったということです。ソロでも書きましたが、抑揚のつけかた、リズムの引き出しが増えた印象です。ハモも安心して任せられます。

今回のアルバムの大人っぽさはコヤシゲの2人の声質によるものだと思います。この2人がいたからこそ成り立つ楽曲が多かったと思います。曲を展開する場面でこの2人が歌うことが多いです。

増田さんは、個人としてもNEWSとしても新しいジャンルを開拓している感じです。歌声としては高音がはっきりとし、低音は以前から深みがありましたが、最近はそこをフィーチャーする楽曲が増えています。声色の多様性はダントツだと思います。

 

NEWSのツアー明日からスタートですね。この1年間でいろんなことに挑戦したメンバー。今年は何を見せてくれるのか?今のNEWSのメンバーのバランスがとても良いと思うので本当に楽しみです。