やさしいおんがく

音楽とかあれこれ

アイドルと歌割り その2

続きです。

 

NEWSの歌割り

近年は歌におけるお互いの長所短所を認め合い、楽曲に合わせてベストなパフォーマンスの形を模索しているように感じます。NEWSの楽曲はある程度決まった作詞作曲陣により制作されているので、メンバーとスタッフの信頼関係も出来上がっているようですし、スタッフもメンバーの音楽の嗜好や特性をしっかりと把握しているように思います。したがって、作詞作曲の段階でこの部分はこのメンバーに歌わせようか、ということを考えている気がします。

数年前までは、NEWSの歌を引っ張るのは手越祐也、そして増田貴久という認識が強く、楽曲においてもそれを感じさせる歌割りでした。

歌割りでペアを組むのは、手越・小山、増田・加藤というパターンが多かったです。

しかし、カルテットのライブを終え、2017年のネバーランドアルバム以降、意図的に歌割りを変えてきているように思います。また4人平等に配分する必要もない、という考え方も出てきます。それにより楽曲の幅も広がっています。

 

分かりやすい例を挙げると、

BLACK  FIRE→テゴシゲ、コヤマスの組み合わせ。シリウスもそんな気がする。

Sirent Love→加藤Aメロ、小山Bメロ、手越サビ、増田ラップ。Snow Danceも同系統。

U R not alone→手越小山、増田加藤の組み合わせだが、ハモを小山加藤が担当。

JUMP AROUND→小山加藤サビ、手越メロ、増田ラップ。

LPS→ラスサビ以外ソロパートかハモでつなぐ、NEWSでは珍しいテゴマスペアの歌割りあり。

こんな感じです。

 

個人的に小山加藤のペアでサビっていうのが一番うぉぉ!となりました。

あと、一番最近生でリアタイできた歌で印象に残っているのがCDTVクリスマススペシャルのチェリッシュです。ラスサビ前の歌割りが手越→加藤というサプライズがあって、びっくりしました。このチェリッシュは4人の歌声がしっかりと聞こえてきて、ユニゾンも力がありました。以前はユニゾンは手越の1人勝ち状態でしたが、最近は全員の声が前に出るようになっています。

ここ数年全員が歌に対して向き合い、レベルアップし、頼もしくなったことで、今までやれなかった系統の曲もハマるようになってきています。またユニゾン、ハモ、フェイクの担当者が流動的になりつつあります。これにより同じ楽曲でもいろんな見せ方ができる可能性が出てきます。JUMP AROWNDはいろんな歌割りのパターン、魅せ方が考えられそうなので、是非いろんなパターンでやってほしいというのが私の密かな願いです。

 

 

ちょっと脱線。

少年倶楽部プレミアム見ました。

今回の企画は年始のSONG  OF  TOKYOの反響もあるのか??

何にせよ15周年の節目の年にこのような仕事がやってくるというのはとても意味のあることだと思います。アジアツアーをやるなら中国との繋がりは必須なので、今回の企画を通して足掛かりを掴んで欲しいなと思います。

それにしても、普段からキャスターをやっている小山さんとイッテQなどで新しい場所に慣れている手越さんの安定感。頼りになります。加藤さん増田さんペアはいろいろ吸収してまた次の何かに生かしてくれそうですね。